全国各地で商店街の衰退化が進んでいます。少子高齢化、大型商業施設の進出、ネットショップの台頭、後継者問題等々、様々な要因が考えられますが、こうした状況の中でもまだまだ頑張っている商店街、そして商店主様もたくさんいらっしゃいます。
商店街活性化策としては一店逸品活動、まちゼミ、まちバル、100円商店街などのように商店街全体として盛り上げていくイベント的施策もありますが、 やはり「個店」あってこその「商店街」であり、魅力的な個店がたくさん集まる商店街に人は集まってくるものです。
そうした魅力ある個店へと変わるきっかけづくりを行っているのが「繁盛店づくり」です。繁盛店づくりでは選定された3~4店舗で徹底的に個店のブラッシュアップを行い、それまでのお店のイメージを変えることで商店街の他のお店でもそのノウハウを共有し、他店にもブラッシュアップの波を伝えていく。「繁盛店づくり」はそうした一連の商店街活動の1つと言えます。商店街全体で取り組むイベント的な施策とは違い、繁盛店づくりは日々の営業活動の中で地道に継続して行う活動です。
商店街イベント開催時こそ新規客獲得のチャンスでもありますので、参加店舗は繁盛店づくりを活用することで、ぜひ新しいお客様をお迎えする体制を作ってリピーターにつなげていって頂きたいです。
※株式会社全国商店街支援センター「繁盛店づくり支援事業」の支援パートナーとしても活動しております。
まずは、一度お店をお客様視点で見直してみましょう。
なぜ、ここにコレがあるのか…?なぜ、この商品は売れないのか?自分がお客様だったらどう思うだろうか?
そして「目に見えるところ=ビジュアル」に手を加えて変えていきましょう。
お客様から何も言われなくても、お客様は感じ取っています。
…なんか、最近変わったわね。…雰囲気が明るくなったかな?
反応が出なくても、10か月は続けてください。よく売上が変わらないからと言って1~2か月くらいでやめてしまう方がいますが、お客様の来店頻度を考えるとお店が変わった後にまだ来ていないお客様もいるはずです。
また、ビジュアルが分かるとお店の方も気持ちが変わります。誰だって何十年も同じ環境で商売をしていたら新鮮さが失なわれ、マンネリ化してきます。かといって改装するには資金が必要ですからプチリニューアルをしましょう。今は良いDIY商品もありますし、100円ショップで手に入るディスプレイグッズもあります。そうしたものを上手に活用してお店のリニューアルをしてみましょう。
そのほかにも、繁盛店づくりで取り組むべきお店の販促活動は多種多様にあります。そのお店に合ったもので、かつそれほどお金をかけずに、取り組みやすいことからご提案していきます。